LPOに欠かせないUnbounce(アンバウンス)
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LPOとは
LPOとは、「Landing Page Optimization」の略であり、「ランディングページ最適化」を意味しています。 ユーザーがクリックして最初にたどり着くページ(ランディングページ)をユーザーの属性やニーズ・検討深度に合わせて最適化し、ページのCVR(コンバージョンレート=成約率)を上げるマーケティング手法のことを指します。
有料集客をする場合、当然投資対効果が求められますが、その効果おいてLPが及ぼす影響は大きいため、広告運用でもLPOは切り離せない取組みだと言えます。
LPOのボトルネックと考慮すべきポイント
広告の投資対効果を高めるためには、LPOは欠かせないと前述しましたが、対策しきれていない企業様も多いのではないでしょうか。弊社は以下に挙げるボトルネックを解消し、広告運用に組み込んでいく必要があると考えています。
- コスト
- ノウハウ・スキル不足
- リソース不足
コスト
運用手数料率は代理店によって異なりますが、広告費の10%~20%で設定されているケースが多いと思います。広告予算にもよりますが、LPは制作、最適化含めてその広告運用のスコープ外(別料金でのオプション対応)となっていることも多いため、LPのてこ入れをせずに運用されているケースも多いようです。
広告の効果を高めるためにはLPの最適化は欠かせないため、LPOも含めた対応可否とその場合の費用体系も踏まえてパートナー選定をされることをおすすめします。
ノウハウ・スキル不足
上流から整理できていない
基本的にはWho(誰に)・What(何を)・How(どうやって)伝えるかの順に思考します。「Who」は多岐にわたるため、分解が必須となります。
下記が分解する観点の一例です。
- ユーザー属性
- 対象商品、及び周辺領域の習熟度
- 対象商品の検討深度
上記の観点でユーザー像をクリアにし、各々に対して”何を””どうやって”伝えるのかを整理していく必要があります。この整理には、商品の販売戦略やターゲット特性の把握、競合状況の把握、広告運用状況(出稿媒体やキーワード/クリエイティブ情報など)の把握が必須です。
この企画・設計の領域は、広告運用者やWebディレクター、デザイナーの本職ではないため、そこを埋めるスキルがある人材(マーケターやプランナー)が担う必要がありますが、LPの制作や運用ではWebディレクター、デザイナーが主体で動いているため、事前の整理がなされていないケースが多いように感じます。
セオリーがわからない
効果の高いLPを作るためには、LPOのノウハウが必要になりますが、そのノウハウを持ち合わせているWebディレクターやデザイナーは少ないためか、ご相談いただく案件でLPを確認するとコンバージョン率(CVR)に影響する重要な要素の考慮漏れも多く見られます。
重要でありながら、意外と考慮されていない代表例がCTA領域への配慮です。このケアだけでもCVRが数十%変わるサイトを多数目の当たりにしてきました。CTAボタンの種類(数)、設置位置や個数、文言、ボタン周辺訴求などによってCVRが大きく変わるため、LP制作時、LPO時に必ず考慮する必要があります。
プロセスがわからない
ランディングページの最適化を進めるうえで重要になるのがABテストやパーソナライズです。ABテストでは、(施策の内容はさておき)仮説の是非がわかるように立てつけること、多角的(流入経路などのユーザー群ごと)に施策の振り返りができるようにすることが重要です。これができれば、仮説×施策×ユーザー群の星取りができるようになり、円滑に改善サイクルを回すことができます。
ユーザー群ごとに施策の反応が異なることも多いため、パーソナライズ配信することも視野に入れて運用することで高い効果が期待できます。昨今はAIを活用したパーソナライズ配信機能を持ち合わせたツールも出てきています。弊社では「Unbounce」というLP専用のCMSを活用していますが、ABテストの際にAIによる最適配信機能活用時のCVR改善見込みをはじき出してくれるため、ABテストの改善確度とその見込み値を加味しながら、最適化の方針を判断しています。
無計画にABテストをしてもユーザーのニーズ(心理)の洞察ができず、効果に結びつきにくいため、最適化をしていくためにはプロセスの整理も重要になります。
リソース不足
人的リソース
LPOでは、企画→検証設計→施策の反映(デザイン/コーディング/ツール設定など)→検証分析の流れを連続的に動かす必要があります。一つ一つはさほど重たい業務ではありませんが、それぞれ職能が異なるため、複数名で進行することになります。各人員のアサインが可能かどうかも実現ハードルの一つになっていると思われます。
LPOツール
LPOツールの導入有無、導入するツールの種類によって施策の幅や人的コストが変わってきます。母数が一定量担保できる場合は、パーソナライズを視野に入れるべきなので、想定されるターゲティング条件でパーソナライズ配信が可能なLPOツールの導入が必須だと考えます。
また、パーソナライズ配信だけではなく、ターゲット別にLP自体を分ける必要性もでてくるため、すぐに・簡単にLPの制作ができる環境や体制も重要となります。
弊社のLPOボトルネック解決例
弊社は広告の効果にLPは大きな影響があると考えているため、基本的にはLPOも含めた広告運用を行っています。
※広告運用報酬額によって別料金とさせていただくケースもあります
LPOのノウハウ・スキルはこれまでの10年以上にわたるUI改善支援の実績から体系化できていますが、上記のリソース面に課題を感じていました。そこで導入したのがLP専用のCMS「Unbounce」になります。
※Unbounceの詳細は後述いたします
Unbounceの導入により、LP制作の速度が速まり、人的コストも抑えることができました。また、ABテスト機能やAIを活用したパーソナライズ配信機能により、最適化を推し進めることができるようになりました。LP自体も簡単に量産できるため、ターゲットに応じたLPを瞬時に作成し、効果検証を行うこともできています。これまで10年以上にわたり様々なLPOツールを利用し、比較もしてきましたが、LPOに特化するならUnbounceはおすすめできるツールです。
その他のABテストツールも確認されたい方はこちらでもご紹介していますので、興味がある方はご確認ください。無料でABテストを実施する方法もご紹介しています。
LP専用のCMS Unbounce(アンバウンス)
Unbounceは、ランディングページを簡単に作成・管理できるコンテンツ管理システム(CMS)です。2009年にカナダのバンクーバーで設立されて以降、世界中で広く使用されており、特にマーケティングや広告業界で多くの企業に導入されています。具体的な導入企業数は公開されていませんが、120か国以上で利用され、累計で10億を超えるコンバージョンがUnbounce経由で発生しています。中小企業から大企業まで幅広い規模の企業が利用しており、特にデジタルマーケティングキャンペーンに強みを持っています。
Unbounceの主な機能と特徴
ドラッグ&ドロップのページビルダー
Unbounceは、直感的なドラッグ&ドロップのインターフェースを提供しており、テンプレートを使って簡単にランディングページをデザインできます。コードを書く必要がなく、視覚的にページのデザインを進められます。
豊富なテンプレート
さまざまな業界や用途に適したプロフェッショナルなデザインテンプレートが多数用意されており、これを基にカスタマイズしてランディングページを作成できます。
A/Bテスト機能
Unbounceでは、異なるバージョンのランディングページを作成してテストすることが容易です。これにより、バージョンごとのコンバージョン率を比較し、最適なページを選定できます。
Smart Traffic機能(AIによる自動パーソナライズ配信)
Unbounceの「Smart Traffic」機能は、訪問者ごとに最適なランディングページを自動的に選択して表示するAIベースの機能です。手動での最適化が不要で、AIが自動的に最適なページを選定します。各訪問者に対して個別に最適化されたコンテンツを提供することで、ユーザー体験を向上させます。
コンバージョン最適化機能
動的なテキスト/画像置換、ポップアップ、ステッキーバーなど、訪問者の行動に基づいてコンバージョンを最適化するための機能も充実しています。
インテグレーション
Unbounceは、Google Analytics、HubSpot、Salesforceなど、多くのマーケティングツールやCRMシステムと統合可能です。これにより、データを一元管理しやすく、マーケティングキャンペーン全体の効率を高めます。
モバイル対応
Unbounceで作成されたランディングページは、レスポンシブデザインが標準で、モバイルデバイスに対する細かなケアなしで適切に表示されます。
カスタムスクリプトとCSS
より高度なカスタマイズが必要な場合、独自のJavaScriptやCSSを追加することも可能です。
Unbounceの料金体系
主にUU数や機能の充実度によって料金がわかれていますが、99ドル/月~利用可能です。国内外の類似ツールと比較しましたが、機能と費用のバランスはかなり良いと思います。
14日間の無料トライアル期間があり、事前に機能面や使用感を確認できるため、安心して導入することができます。
料金表はこちらからご確認いただけます。
Unbounceのセキュリティとパフォーマンス
Unbounce では、アカウントと顧客情報を安全に保つために複数の予防措置が講じられており、安全性も高いプロダクトです。
※詳細は公式サイトをご確認ください
すべての Unbounce サーバーは、Amazon Web Services (AWS) 内のプライベート仮想ネットワーク内でホストされています。稼働率は99%を超えており、弊社も利用して1年以上経過していますが、大きな障害は一度も起きていません。
ランディングページにおいて重要なページの読み込み速度も問題なく、弊社が運用しているケースでは過去の使用していたLPより速い実績も出ています。
セキュリティと利用約款は下記から確認いただけます。
セキュリティ:https://unbounce.com/security/
利用約款:https://unbounce.com/terms-of-service/
Unbounceのサポート体制
残念ながら日本語サポートはありません。弊社では私含めて英語が得意ではないメンバーが使用していますが、問題なく活用できています。何度かサポート窓口へ問い合わせたこともありますが、レスポンスは早い印象です。必要に応じて翻訳機能も駆使しながら問い合わせています。
Unbounceの割引特典
もし導入を検討される場合は、下記ボタンからお申込み手続きしてください。14日間の無料トライアルが可能です。なお、本ページ内のボタンからお申込みされる場合は、最初の 3 か月は 20% オフ (または最初の 1 年間は 35% オフ)で利用いただけます。
LPOやUnbounceに関して気になることがあれば、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。