私はこれまで10年以上主にB2C向けサービス/プロダクトのマーケティングに関わる仕事をしてきました。サービス/プロダクトのターゲットユーザーを知るために、Google Analyticsを代表とするアクセスログや購買データ、マーケティングリサーチデータなど様々なデータを扱ってきており、U-staでもデータを扱う事業が主になります。
データ分析の目的はユーザーにサービス/プロダクトを選んでもらうこと(その数を増やすこと)がほとんどだと思います。対象となるユーザーの行動や気持ちを知り、目的達成に向けた課題や打ち手の指針を見つけるためにデータをみるわけですが、データ分析はデータの加工で終わってしまうケースが多く、そこを大きな課題に感じていました。
データを価値あるものにするために、大事にしたい考えが二つあり、それを会社名『U-sta』に取り入れています。

①「USER」ドリブン思考を「STANDARD」に。

一つ目は、必ず「DATA」に「USER」を投影し、その「USER」のストーリーや気持ちを推察することです。
「DATA」は「USER」が形を変えただけなのですが、この形が違うことで、分析者は「USER」が見えなくなってしまうことが多いように感じます。
データを扱う際に目線を「DATA」ではなく、その先にいる「USER」に向けるためにも「USER」ドリブン思考を「STANDARD」にしていきたいと考えています。

②「YOU」が「START」するきっかけに。

二つ目は、データを扱い、 サービス/プロダクト/組織/人が目的達成に向けて動き出すきっかけ創りをすることです。
データは正しく扱うことができれば、成功確度の高い指針を示してくれます。また、データそのものも客観性が高いため、組織や人が行動を起こす、あるいは変化するための強い後押しにもなると考えています。
データそのものに何かを動かす力はありませんが、ユーザードリブン思考でデータと向き合い、サービス/プロダクト/組織/人が動き出すきっかけを創ることでデータを価値あるものにし、多くの「START」を生み出していきたいと考えています。

U-staはこのような思考に基づいてデータを扱うことで、企業とユーザーをつなげる懸け橋であり続けます。